本記事は、以下のようなお悩みを解決する記事です!
- 契約社員の副業禁止って本当なのかな?
- 契約社員が副業禁止っておかしくない?
- 契約社員で給料も低いし副業禁止は無理!
- 契約社員におすすめの副業ってあるのかな?
本記事を書いている私は、高校生の時から副業をしておりまして、もちろん契約社員をしていた頃も契約社員×副業でご飯を食べていました!現在は、IT企業に勤めながら正社員×副業でゆる~く生きています。
今回はそんな私が、「契約社員の副業禁止って本当?」というテーマで解説していきます。
いきなり結論ですが、契約社員の副業禁止は誤解です。
つまり、契約社員の副業はOKです!
しかし、なかには契約社員の副業を禁止している会社があるのも事実です。
時と場合によりますので、後ほど本文のほうで詳しく解説していきますね。
実は契約社員の副業の規則って、結構誤解されやすいんですよね。
そんな誤解されやすい契約社員の副業について、本記事では噛み砕いて解説していきます。
本記事の内容
- 法律的にも契約社員の副業はOK
- 憲法や労働法でも副業は禁止されてない
- 会社が副業を禁止している理由
- 契約社員が副業禁止を確かめる方法
- 契約社員の副業がバレた場合の処分や対処法
- 契約社員が副業をする際の注意点
- 契約社員におすすめの副業
本記事を読むことで、契約社員の副業に関する疑問や勘違い、思い込みなど全ての悩みが解決しますよ。
ちなみに、「今すぐ契約社員におすすめの副業が知りたい!」という方は、契約社員におすすめの副業3つにお進みください。
前置きが少し長くなりましたが、ではさっそく本題に入っていきましょう。
もくじ
法律的に契約社員の副業はOK!
結論、法律的にも契約社員の副業は認められています。
まだまだ「副業禁止」という会社が多いのですが、憲法は22条第1項で「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転および職業選択の自由を有する」と記されています。
そして「職業選択の自由」には、選択した職業をどのように遂行してよいという自由が含まれているといわれています。
日本国憲法第22条
第22条 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。
出典: 電子政府の総合窓口 e-gov 日本国憲法第22条
憲法や労働法でも副業は禁止されていない
また、憲法を受けて労働法でも副業をしてはいけないと明確に禁止されていません。
ただし、公務員は公務員法で副業が禁止されています。
では、公務員を除く一般の正社員や契約社員は、憲法や労働法で禁止していない副業を自由にしてもいいはずですが、なぜ多くの会社は社員の副業を禁止しているのでしょうか?
その理由について、次の項で見ていきましょう!
会社が契約社員の副業を禁止している理由
次に、会社が契約社員の副業を禁止する理由を解説していきます。
リクルートキャリアが2018年に実施した「兼業・副業に対する企業の意識調査」によると、副業を容認・推進している企業は28.8%、つまり7割の会社は禁止していると回答しました。
会社が副業を禁止する理由には、以下のようなことがよく挙がります。
- ①:本業に支障が出ないか心配
- ②:情報漏洩の心配
- ③:問題が起こった場合のブランド毀損
では、副業を禁止する理由についてひとつずつ見ていきましょう。
副業禁止の理由①:本業に支障が出ないか心配
まず会社の副業禁止の理由として、何よりも本業に支障が出ないか心配する会社が多いようです。
本業と副業を上手くやりくりできるのであれば問題ありませんが、副業に取り組むことでほとんどの人が、体力的にも精神的にも負担がかかります。
その結果、本業に支障が出ることがあるんですよね。
会社はそこを特に心配していると思います。
副業をする際は、本業と副業のスケジュール調整をしっかり行い、本業に支障が出ない程度に取り組むようにしましょう。
副業禁止の理由②:情報漏えいの心配
会社が副業を禁止する理由として、情報漏えいの心配が挙げられます。
例えば、副業の勤務先や、副業の取引先のクライアントが本業のライバル企業だった場合、本業の重要な機密情報が流出した時のダメージは計り知れませんよね。
また、たとえライバル企業ではなかったとしても、パソコンに保存された機密情報が、副業の仕事をしている最中に外部へ漏れてしまう可能性も考えられます。
現在でも、情報漏えいの心配が理由で、副業を禁止してる会社は多くあるようですね。
副業禁止の理由③:問題が起こった場合のブランド毀損
副業ができるということは、ある意味能力の証明ともいえるでしょう。
そんな人材が副業にのめり込んでしまい、本業の方がおろそかになっていては、企業としても損失ですし、場合によっては副業側に引き抜かれてしまう可能性もあります。
しかし、人材の引き抜き行為は、トラブルのもとにもなり得ます。
雇用不足が深刻化していくなかで、企業としても優秀な人材は手放したくないのが本音です。
そのため、リスクヘッジとして、副業を禁止している会社が多い傾向です。
契約社員が副業禁止の理由を数字化してみた!
画像の出典:リクルートキャリア「兼業・副業に対する企業の意識調査」
上記の画像を見てみましょう。
実際に、リクルートキャリアが行った調査によると、副業を禁止する理由で最も多かったのが「社員の⻑時間労働・過重労働を助⻑するため」で44.8%です。
次に「労働時間の管理・把握が困難なため」が37.9%と、社員の健康面・管理面を心配する理由が挙がりました。
また、情報漏えいや競合との利益相反を心配する声も挙がっています。
2018年1月にモデル就業規則が改定され、副業・兼業に関する規定が追記されましたが、それまでは副業は原則として禁止とされていました。
これまでの方針と大きく変わったため、副業への考え方や会社の仕組み変更が追いつかず、さらに先行事例も少ないために、こういった不安の声が挙がるのかもしれません。
契約社員が副業禁止を確かめる方法
契約社員が副業禁止を確かめる方法は、就業規則を確認することです。
契約社員の副業は法律上、認められているわけなので、あとの懸念点は会社の就業規則を確認するだけです。
もし就業規則に副業禁止の旨が記載されていないようでしたら、特に気にすることなく副業に取りんでも良いでしょう。
しかし、就業規則で副業禁止を定めてある場合は、法律的には拘束力がなくとも、ルールを守らない社員への対処がなされることがあります。
そこで、もし副業禁止の会社で副業がバレた場合、どのような処分を受けることになるのか。
次の項で詳しく解説していきますね。
契約社員が副業禁止の会社で副業がバレた際の処分
契約社員が副業禁止の会社で副業がバレた場合は、以下のような処分がなされます。
- ①:口頭注意
- ②:始末書
- ③:減給
- ④:降格
- ⑤:解雇
では、上記の処分についてひとつずつ見ていきましょう。
副業がバレた際の処分①:口頭注意
副業がバレた際の処分は、口頭注意で済むことがほとんどです。
実際に副業がバレたとしても、「次からは気をつけろよ」的な感じで、軽い口頭での注意で終わることが大半でしょう。
副業がバレた際の処分②:始末書
少し厳しめの会社であれば、始末書を書かされる場合があります。
しかし、始末書程度であれば、昇給や昇格にまったく問題ありません。
副業がバレた際の処分③:減給
上記の処分内容と比べると少し処分が重くなりまして、減給される場合があります。
減給される理由としては、「情報漏えい」や「会社のブランドを傷つけた」などが挙げられます。
副業がバレた際の処分④:降格
次に、副業がバレた際の処分として、降格が考えられます。
上記の「減給」とあわせて行われることが多く、こちらも情報漏えいやブランドを傷つける行為などに至った場合に受ける処分です。
副業がバレた際の処分⑤:解雇
最後に、一番重たい処分でもある解雇ですね。
余程のことがない限り解雇は考えられませんが、会社の信頼や売り上げに関わるようなことになれば、解雇も考えられるでしょう。
処分のほとんどが口頭注意か始末書
ほとんどの場合、口頭注意や始末書で終わりますが、例えば、会社のブランドに泥を塗るような行為をしたり、本業の取引先と副業をしているなかでトラブルがあったりすれば、減給や降格、最悪の場合だと解雇されることも考えられます。
法律上では副業が禁止されていなくても、実際に雇っている会社が何もしないとは限りません。
しかし基本的に、会社に不利益を与えない限り副業を禁止する権利は会社にありません
そこで、もし副業禁止の会社に副業がバレた時の対処法を、次の項で解説していきますね。
契約社員が副業禁止の会社で副業がバレた際の対処法
「副業禁止の会社に副業がバレてしまった!」そんな時には、下記のような対処法が有効です。
- 交渉する
- 労働審判
- 訴訟を起こす
労働審判や起訴を起こすまで発展することは少ないと思いますが、もしものために覚えておけば安心ですね。
とはいえ、お金や時間がかかったりと大変なので、対処が必要にならないように、バレずに副業に取り組むことが大切です。
契約社員の副業がバレた場合の交渉法
上記の対処法で、「交渉する」とありましたが、ほとんどの場合は交渉すればなんとかなります。
そこで、もし副業がバレた際の交渉術について解説していきます!
交渉術は4つありまして、以下をご覧ください。
- ①:継続しないことを伝える
- ②:副業からの収入がないことを伝える
- ③:あくまで本業が優先と伝える
- ④:「どうしても…」と仕方ない旨を伝える
では、ひとつずつ解説していきますね。
交渉法①:継続しないことを伝える
「家賃や生活費が厳しくて…」などの理由で、今月だけ、もしくは少しの間だけ行なっていたことを伝えましょう。
継続しないことを伝えれば、会社側も理解してくれやすいので、理由をしっかり作って継続しないことを本気で伝えることが大切です。
交渉法②:副業からの収入がないことを伝える
スキルアップや知識をつけるため、またボランティアとして行っていると報告することで、副業の価値をなくす方法です。
基本的に無給で行っていて、たまに厚意で謝礼を受け取る程度だと話すことで、会社も理解してくれる可能性が高まります。
交渉法③:あくまで本業が優先と伝える
副業が本業と無関係で、体力的にも精神的にも仕事に迷惑をかけることなく、本業との相乗効果があることを伝えましょう。
おすすめは、「本業で成果を出すために副業コツコツとでスキルアップに取り組んでいます」。
これを伝えると、いかなる場合でも乗り越えることができますよ。
交渉法④:「どうしても…」と仕方ない旨を伝える
「どうしても…」、「やむを得ない事情が…」といった感じで、理由をつけて会社に伝えましょう。
例えば、「住宅ローンが払えないので…」や「父親の入院費が払えないので…」などのストーリーを用いて伝えることが大切です。
仕方なく副業をすることになった!と素直に謝ることで、許してもらえる場合がほとんどです。
あわせて読みたい
契約社員の副業がバレないようする方法
契約社員の副業がバレないようにする方法は、ふたつありまして、ひとつは副業していることを誰にも話さない。
もうひとつは、年間の所得が20万円を超えた場合は確定申告をすることです。
ほとんどの場合、副業が会社にバレることはありません。
特に自宅でできるネット副業であれば、会社に直接バレることはほとんどないでしょう。
しかし、会社にバレるとすれば、同僚や上司に相談した場合や、自慢話をした場合に「もしかすると」会社の耳にたまたま入りバレる可能性があります。
くれぐれも副業していることは、誰にも話さないよう注意してください。
確定申告については、後ほど解説していきますので、次は契約社員が副業をする際の注意点について解説していきます。
契約社員が副業をする際の注意点
ここからは、契約社員が副業を始める際の注意点を解説していきます。
まず結論ですが、以下が副業を始める際の注意点です。
- ①:事前に就業規則を確認しておく
- ②:本業に支障が出ない程度に副業を行う
- ③:所得が20万円を超えた場合は確定申告をする
では、下記でひとつずつ解説していきますね。
注意点①:事前に就業規則を確認しておく
上記でも解説した通り、副業を始める際は、まず会社の就業規則を確認して、副業に取り組むようにしましょう。
契約社員の就業規則ですが、正社員とは異なる可能性があります。
なので契約社員の方であれば、「契約社員の就業規則」を確認するようにしてくださいね。
注意点②:本業に支障が出ない程度に副業を行う
こちらも上記で解説した通り、副業に夢中になりすぎて本業に支障が出てしまえば、それこそ減給や降格、解雇になる可能性が高まります。
本業×副業で収入UPも大切ですが、くれぐれも「本業ありきの副業」という考え方を持って、日々の副業に取り組みましょう。
注意点③:所得が20万円を超えた場合は確定申告をする
最後に契約社員が副業で、年間20万円以上の所得が得られた場合、確定申告が必要になることを覚えておきましょう。
年間20万円だと、月2万円程度の副収入ですね。
副業初心者が月2万円稼ぐことはなかなか難しいことですが、もし月2万円以上継続して稼げるようになれば、確定申告を頭に入れておきましょう。
契約社員におすすめの副業3つご紹介
では最後に、契約者社員におすすめの副業を3つご紹介します。
今回ご紹介する契約社員におすすめの副業は、以下の3つです。
- ①:ブログアフィリエイト
- ②:プログラミング
- ③:Webライティング
こちらの副業は、下記の記事でもご紹介している副業なので、本記事とあわせてご覧ください。
では、契約社員におすすめの副業を3つご紹介していきますね。
契約社員におすすめの副業①:ブログアフィリエイト
まず始めに、契約社員におすすめの副業が、ブログアフィリエイトです。
ブログアフィリエイトとは、自分のブログに企業などの商品やサービスに関する広告を掲載し、読者がその広告から商品やサービスを購入した場合に報酬が得られます。
また、ブログアフィリエイトには、2種類の報酬制度がありまして、
ひとつは「成果報酬型」で、以下の画像のようなイメージです。
もうひとつは、自分のブログに掲載した広告がクリックされるごとに報酬が得られる「クリック課金型」があります。
こちらのイメージ画像もあわせてご覧ください。
ブログアフィリエイトの仕組みについてもっと詳しく知りたい方は、初心者でもわかる「ブログ収入が生まれる仕組み」で詳しく解説しています。
ブログアフィリエイトは、初期費用や固定費がほとんどかからないので、副業初心者の方には特におすすめの副業です。
「今すぐにでもブログアフィリエイトを始めたい」という方は、下記の記事を参考にしてみてください。
初心者の方でも10分程度で、ブログアフィリエイトを始められますよ。
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初心者も簡単!WordPressブログの始め方とおすすめの作成方法!
続きを見る
契約社員におすすめの副業②:プログラミング
次に、契約社員におすすめの副業がプログラミングです。
契約社員の方にプログラミングをおすすめする理由がふたつありまして、ひとつはスキルや知識を身につけながら副業に取り組めるから。
もうひとつは、転職や収入UPにつながるからです。
プログラミングを学ぶことで、ホームページを作ることができたり、アプリの開発ができるようになります。
ホームページの制作やアプリの開発は、高単価の報酬が見込めるので、プログラミングを始める方は、大きな収入を狙うことができますよ。
プログラミングといわれると、少し難しそうなイメージを持たれる方もおられるのではないでしょうか?
しかし、実際にプログラミングを行なってみると、ゲームのような感覚で学ぶことができるので、プログラミング初心者の方でも継続しやすい副業です。
初心者がプログラミングで稼ぐための手順は、プログラミング初心者が副業で稼ぐための具体的な手順を徹底解説で詳しく解説しています。
最近は、プログラミングを学べるプログラミングスクールがありまして、今なら無料体験も実施しているみたいですよ。
プログラミングがどんなものか気になる方は、一度無料体験で試してみましょう!
契約社員におすすめの副業③:Webライティング
最後に、契約社員におすすめの副業がWebライティングです。
Webライティングとは、Webメディアの記事を執筆したり、ブロガーやアフィリエイターの外注記事を執筆する副業です。
記事のボリューム(文字数)や記事内容は、案件によってさまざまで、文章のみの納品の場合や、取材やインタビューなど幅広くあります。
Webライティングを始める手順としては、初心者がWebライターとして副業を始める手順【稼ぎ方も解説】で詳しく解説しています。
比較的、副業初心者の方でも始めやすい副業ですが、単価が低いのもWebライティングの特徴です。
Webライティングのお仕事は、基本的に文字単価で報酬が決まります。
相場は1文字0.5~1円程度です。
例えば、1文字1円の案件で3,000文字でお願いされた場合は、3,000円の報酬です。
スキル次第では文字単価を上げることが可能でして、例えば上級者の方であれば1文字7円で、お仕事をされている方もいます。
Webライティングの案件は、下記のクラウドソーシングで見つけることができますよ。
Webライティングに興味がある方は、どのような案件があるのか見てみましょう!
まとめ:契約社員の副業禁止は就業規則を確認!本業×副業で収入UPしよう!
今回は、「契約社員の副業禁止は本当?」というテーマで解説しました。
結論ですが、就業規則で副業OKの旨を確認して、副業に取り組むようにしましょう!
副業から収入を得ることで、今までケチっていた外食や、ショッピングなどもお金を気にせずできるようになりますよ。
例えば、月5万円の副収入を生み出すことができれば、年間60万円の副収入を手にするということです。
今の給料+年間60万円の副収入を得ることができれば、人生が劇的に変わりますよ!
まだ副業に取り組んでいない方は、悩んでいる時間がもったいないので、さっそく初心者でも始めやすいブログアフィリエイトやプログラミングから始めてみましょう!