本記事は、副業初心者に向けて「おすすめしない副業」と「本当におすすめしたい副業」について、ご紹介します。
それとプラスで、副業をする上で外せない注意ポイントと、副業を始める前のアドバイスも合わせてご説明します。
本記事はこんな人におすすめ
- 副業を始めたいけど何がいいか分からない
- 副収入で生活を楽にしたい
- おすすめの副業を教えてほしい
- 副業をする際の注意点は?
- 副業で失敗したくない
本記事は、上記のようなお悩みを解決します。
近年、働き方改革によって残業が少なくなったり、休日出勤ができなくなったりして、給料が減額した方もいるのではないでしょうか。
給料の減額によって、生活の質はもちろん、将来のための貯金すらできなくなったサラリーマンも少なくないはずです。
そして、企業が終身雇用を約束してくれなくなり、副業を始めるサラリーマンも年々増えてきました。
しかし、副業といっても割に合わなかったり、意味のない無駄な副業をしている人も少なくありません。
そこで、隙間時間に効率良く稼ぐために「おすすめしない副業」と、合わせて「本当におすすめしたい副業」をご紹介します。
前置きが少し長くなりましたが、ではさっそく、本題に入っていきましょう。
もくじ
おすすめしない副業の特徴6つ
まず始めに、副業初心者の方におすすめしない副業の特徴と、代表的な例をご紹介します。
おすすめしない副業の特徴は、下記です。
- リスクが高い
- あまり稼げない
- スキルが身につかない
- 本業に支障が出る
- 私生活に悪影響を及ぼす
- 詐欺の可能性がある
なぜおすすめしないのか、どういった人に向いているのかなどの理由や例外を、ひとつずつ解説していきますね。
おすすめしない副業の特徴①:リスクが高い
まず、おすすめしない副業のひとつとして、リスクが高い副業が挙げられます。
おすすめしない代表的な副業として挙げられるのは、投資系の副業です。
大きな元手が必要だったり、元本割れしたりするような投資系の副業は、失敗した場合の本業や私生活への影響が非常に大きいからです。
当たり前ですが、どんな金融商品にも元本割れのリスクがあります。
そして、景気の影響を大きく受けるため、投資でお金を稼ぐためには知識が必要なので、常に勉強をし続けなければいけません。
本業や私生活に影響が出ない程に余剰資産がある方や、勉強し続けられる人には向いているかもしれません。
不動産投資はとにかくリスクが多い
不動産投資は、なんといっても考慮すべきリスクが多いです。
- 流動性リスク
- 金利上昇リスク
- 災害リスク
降りかかるさまざまなリスクを回避し、安定的に収益を上げるためには、地道な勉強と情報収集が必要になります。
副業初心者にとっては非常に難易度の高い副業といえます。
誰も将来性を予測できない仮想通貨
政府から保証されているわけでも金本位制で確立されたわけでもなく、民主主義的な決済手段として作られた仮想通貨の取り引きも、非常にリスクの高い副業といえます。
他の金融商品と比べても価格の変動が大きく、リターンが大きい金融商品といえますが、その市場の不安定さと、取引所へのハッキングによる通貨の流出などが大きなリスクとして報道されています。
また、決済手段としての使い道がドルなど現行の通貨に比べて非常に限られていることも、デメリットのひとつに数えられます。
おすすめしない副業の特徴②:あまり稼げない
おすすめしない副業として挙げられるのは、あまり稼げない副業です。
例えば、単価の低いポイントサイトやアンケートモニターなどが挙げられます。
報酬の相場が安すぎるので、収入源として期待することができないからです。
ポイントサイトやアンケートモニターで得られる報酬は、案件にもよりますが0.5~1円程度といわれています。
副業として月に3万円稼ぎたい場合、0.5円の案件を6万件こなさなければなりません。
電気代の方が高くついてしまう可能性があるため、おすすめできません。
おすすめしない副業の特徴③:スキルが身につかない
3つ目のおすすめしない副業の特徴として挙げられるのは、スキルが身につかない副業です。
前述でも挙げたような、アンケートモニターやポイントサイトなどが挙げられます。
1問1分程度で答えられるアンケートは、非常に始めやすい副業です。
しかし、簡単であるがゆえに、本業で活かせるような専門的なスキルを得られません。
また、副業には専門的なスキルを活用できる案件の方が、報酬単価が高いという特徴があります。
そんなアンケートモニターで、報酬単価を上げることは難しいでしょう。
稼げないとはいえ、初心者でも始めやすいポイントサイトやアンケートモニターで大きな稼ぎを得るのは難しいですが、一方で始めやすいというのも事実です。
収入源のひとつとしてアテにするには心もとないですが、移動時間や休憩時間といった隙間時間で始めてみると案外楽しみながら、継続していけるかもしれませんね。
おすすめしない副業の特徴④:本業に支障がでる
4つ目のおすすめしない副業の特徴として挙げられるのは、単発バイトのような本業に支障が出る可能性のある副業です。
空いている時間に単発バイトをする人も多いですが、初心者に向いている副業とはいえません。
体力回復と気持ちの切り替えが大変で、本業を圧迫してしまうためです。
体力に自信がある人や時間に余裕がある人、本業の時間がコントロールしやすい人には向いているといえます。
本業と副業を上手に両立するポイント
本業と副業を両立するポイントには、以下のようなものが挙げられます。
- 時間の使い方を工夫する
- 体力を回復させるルーティンを確立しておく
- 気持ちの切り替えができるような趣味などを持っておく
おすすめしない副業の特徴⑤:私生活に悪影響を及ぼす
5つ目におすすめしない副業の特徴として挙げられるのは、せどりや転売のような私生活に悪影響を及ぼす可能性のある副業です。
フリマアプリの台頭により認知が急激に広まったせどり・転売ですが、こちらも初心者向けとはいいにくい副業です。
梱包・配送などの作業が非常に多く手間と時間がかかるため、かなりの自由時間を奪われます。
また、利益を出すためには在庫を多く抱えなければならず、居住エリアを浸食しかねないというのデメリットといえます。
不用品を処理したい人やオーダーメイドでハンドメイド商品を売る場合であれば副業初心者でも気軽に始められるでしょう。
おすすめしない副業の特徴⑥:詐欺の可能性がある
6つ目におすすめしない副業の特徴として挙げられるのは、「誰でも簡単に○○万円稼げる!」などといった副業です。
こういったネット広告を見かけることもあるのではないでしょうか。
上記のように、具体的に何をして稼ぐのか分かりづらいもの、相場よりも明らかに高すぎる報酬をうたっているものは、詐欺の可能性があります。
「具体的な仕事の内容は何か?」「提示されている報酬は相場の範囲内か?」副業を始める前によく考えてみましょう。
おすすめしない副業5選
上記では、おすすめしない副業の特徴について解説しました。
副業を始める際は、十分に考えてから取り組むことをおすすめします。
では実際に、おすすめしない副業の種類を、下記で見ていきましょう。
おすすめしない副業①:不動産投資
不動産投資とは、長期にわたって収入が確保できる資産運用の手段です。
不動産投資では、購入した賃貸物件や土地を第三者に貸し出すことで毎月賃料を得るインカムゲインと、不動産そのものを売買して利益を得るキャピタルゲインがあります。
月々のローンを、家賃収入を活用して支払うことができ、完済後は不労所得となるという理由から人気は高いです。
ここだけ聞くとよく聞こえますが、実際には初期投資に数百万~数千万かかり、失敗した場合に大きな借金が残るだけなので、副業初心者には強くおすすめできません。
おすすめしない副業②:データ入力・シール貼り
データ入力とは、資料や伝票など、企業内情報や顧客情報伝をパソコンでデータにしていく作業です。
また、内職で人気の高いシール貼りとは、商品を梱包してシールを貼ったり、完成している商品にシールを貼る簡単な作業です。
これらの内職は、誰でも簡単に、好きな時間にできるため人気がありますが、誰にでも簡単にできる作業だからこそ副業にはおすすめしません。
おすすめしない副業③:単発バイト
単発バイトは決して無駄ではなく、社会勉強の1つになるので多少の経験は必要だと考えています。
しかし単純作業の業務が多く、専門スキルも身につかない上、サラリーマンのキャリアの選択肢を広げる手段にもならない可能性が高いので、単発バイトはおすすめはしません。
例えば、工場のライン作業を1000時間行ったとしても、未経験の業界に転職できる可能性は少ないし、企業から求められる専門スキルも身につかないですよね。
そのため今すぐにお金が欲しい!という場合を除いて、長期的にアルバイトに取り組むのはおすすめしません。
おすすめしない副業④:せどり・転売
おすすめしない副業として、せどり転売が挙げられます。
安いものを仕入れて、フリマやオークションに高値で売ることは決して悪いことではありませんし、正当なビジネスです。
しかし、転売を10年行ったとしても、あなたにつくスキルは転売の知識だけです。
「転売を続けて10年後に自分の成長はあるのか?」と問いかけてみてください。
おそらく、10年後は転売の知識しか身についてないことが予想されますよね。
転売は決して悪いビジネスではないのですが、自己成長を考えた場合に疑ってしまう部分があるので、もしどうしても転売ビジネスをしたいのであれば、その辺りも踏まえた上で行うようにしましょう。
おすすめしない副業⑤:ハンドメイド
おすすめしない副業6つ目は、ハンドメイド。
理由は、手を止めると収入も止まるからです。
当たり前ですが、ハンドメイドは時間を取られます。
趣味感覚でできる方は、作業を楽しみながら副業ができますが、そうでない方はなかなか継続が難しいことが考えられます。
自分のスキルを活かして副業ができる分、自分の手を止めると収入も止まるのがハンドメイドの特徴です。
しかし、独自性を持った作品やトレンドに合った作品を作ることができれば、大きく稼ぐことも不可能ではないビジネスです。
本当におすすめしたい副業3選
上記では、おすすめしない副業を解説しました。
次は、本当におすすめしたい副業を3つ厳選したので、順次ご紹介していきます。
下記であなたに合った副業が見つかれば、実際に試してみてくださいね。
本当におすすめしたい副業①:ブログアフィリエイト
ブログアフィリエイトとは、自分のWebサイトやブログに、企業の商品やサービスに関する広告掲載をし、読者がその広告から商品やサービスを購入した場合に報酬が得られます。
また、ブログアフィリエイトには2種類の報酬制度があり、成果報酬型と自分のブログやサイトに掲載した広告がクリックされるごとに報酬得られるクリック課金型があります。
ブログアフィリエイトの仕組みについてもっと詳しく知りたい方は、初心者でもわかる「ブログ収入が生まれる仕組み」で詳しく解説しています。
ブログやサイトに立ち寄る人が多くなるほど報酬が発生する可能性も増えますが、更新作業などに時間が取られ、収入が安定しない点に注意が必要です。
しかし、資産性の高いブログアフィリエイトは、人気の高い副業でもあり、大きく稼いでいる人で月1,000万円を超える方も多々おられます。
今すぐブログアフィリエイトを始めたい方は、下記の記事を参考にブログを作りましょう!
初心者の方でも、10分程度でブログを始めることができますよ。
-
-
初心者も簡単!WordPressブログの始め方とおすすめの作成方法!
続きを見る
本当におすすめしたい副業②:プログラミング
プログラミングとは、プログラムを作成しコンピュータに実行してほしい作業の指令を作ることです。
人間の言語はコンピュータには理解できないため、専用の言語に落とし込む必要があります。
そんな機械語を、少し人間の言語に近づけた言語がプログラミング言語であり、プログラミング言語を使用して作られた指令書を、プログラムと呼びます。
プログラミングスキルを身につけることで、アプリ開発やWeb制作、ゲームの開発など幅広い分野で仕事ができるようになります。
あわせて読みたい
プログラミングと言われると、少し難しそうなイメージがありますが、最近では、プログラミングスクールなどもあり、初心者でも安心してプログラミングを学ぶことができます。
プログラミングスキルは、転職や副業をする際に非常に役立つスキルなので、プログラミングスクールに通ってでも、スキルを身につける価値はありですね。
日本にプログラミングスクールはたくさんありますが、その中でも特におすすめなのが「テックアカデミー」。
オンラインでもプログラミングを学ぶことができ、プログラミングを無料体験できたりと、初心者にも優しいプログラミングスクールです。
本当におすすめしたい副業③:Webライター
Webライターは、Webサイトに掲載する記事やニュース記事、ECサイトに掲載する商品の説明文といった幅広いジャンルのWebライティングを行います。
中には、自分の得意分野に案件を絞ってライティングをする方もいるようです。
基本的には、1文字単価0.5~3円程度で、文章を書くことができれば誰でもできますが、高単価の案件をこなすには、文章力や専門性が求められます。
しかし、最初は1文字単価0.5円でも、数をこなしていくうちにライティングスキルも少しずつ身についてくるので、自分で文字単価を上げていきながら収入アップを目指すことも可能です。
また、Webライティングをしていく中で、自然とWeb全般のスキルやSEO対策、セールスライティングなど自身のスキルアップができる副業でもあるので、副業に迷った場合は、まずはWebライティングで力をつけることをおすすめします。
Webライターとしてお仕事を始める手順としては、初心者がWebライターとして副業を始める手順【稼ぎ方も解説】で詳しく解説しています。
初めは単価が低く納品しやすい案件をどんどんこなしていき、なれてきたら少しずつ単価の高い案件もこなしながら、スキルとともに収入も上げていきましょう!
副業をする際の注意点
副業を始める場合は、下記の事項に注意しましょう。
- 本業の就労規定を確認しておく
- 副業探しにはハローワークも有効
- 副業は健康管理が大事
- 年20万円以上の収入がある場合は確定申告が必要
本業の業種によっては副業できない職種があるので、注意が必要です。
意図せず規定を違反していた場合であっても、罰則の対象になる可能性があるので、きちんと確認しておきましょう。
また、ハローワークといえば失職時に活用するイメージが強いですが、副業の求人も扱っています。
厚生労働省では、副業をしている人に向けた健康管理ツールをリリースしています。
参考にしてみてください。
フロー型とストック型への理解
副業をする際のアドバイスとして、フロー型とストック型の理解に努める必要があります。
副業をしていく上で非常大切なことなので、フロー型とストック型の仕組みをそれぞれ理解しておきましょう。
下記で、それぞれの特徴を解説していきます。
フロー型を理解しよう
フロー型とは、フリマや転売のように一度売ってしまえばそこで終わってしまうビジネスのことをいいます。
必要なときに必要な商品やサービスを提供し、一度売れば大きな収益となるのが特徴です。
提供したサービスや購入する商品についての売上利益は一度限りのものとなり、利益を出すためには、常時手を動す必要があります。
ストック型を理解しよう
一方、ストック型は、仕組みやインフラを作ること(定額サービスの提供)によって継続的に収益が入るビジネスのことをいいます。
ブログアフィリエイトや配信サービス、スポーツジム代、レンタルオフィスなどがその一例です。
フロー型ビジネスと比較して、仕組みづくりや顧客獲得に時間や労力がかかる場合が多い一方で、定期的な収益が見込める点が異なります。
副業をする際は資産性の高いものを!
副業をする際は、資産性の高いものに取り組むことをおすすめします。
例えば、ストック型のブログアフィリエイトや動画配信などが挙げられます。
これらは、行動した分がすぐに収益に結びつくようなことはなかなか難しいビジネスです。
しかし、後々少しずつ結果として、収益が生まれてきます。
その収益は自分が何もしなくても勝手にお金を生み出してくれる「資産」になります。
将来、資産になるような副業に取り組むと、5年後、10年後あなたは、生活の質が今と比べて格段に高まっていることは言うまでもありません。
副業をする理由を明確に!
副業を始めるきっかけやその理由を明確にすることは、今後副業を継続していく上で重要になってきます。
なんとなく始めてみた副業は、身にならないことが多いのも事実です。
副業でも「仕事」という意識と責任感を持って取り組む必要があります。
逆に副業にのめりこんでしまい、本業を圧迫するのも本末転倒です。
まずは、副業をする理由を自分なりに見つけ、目標と期間を設けて計画的に取り組んでみましょう。
副業をする目的や「いつごろどれくらいの稼ぎたいのか」「収入以外に求めるものはあるのか」など、副業で得たいものを一度洗い出してみましょう。
それから、自分の性格やスキルや生活スタイルに合わせて職業を選べば、長く楽しい副業生活を送れることでしょう。
まとめ:将来のために副業に取り組もう
今回は、おすすめしない副業や本当におすすめしたい副業、副業をする際の注意点などを解説しました。
自分に合った副業に取り組むことも大切ですが、それよりも将来的に資産になる副業に取り組むことの方がもっと大切です。
転売や単発バイトよりも、ブログアフィリエイトやプログラミングといった、資産になるものや将来必ず役に立つものを副業として取り組むことをおすすめします。
くれぐれも副業をする際は、間違った方向にいかないように注意しましょう。
生活の質を上げるためにも、正しい副業を継続して行えるよう資産性の高い副業に取り組んでくださいね。