本記事は、WordPressを開設して、運営ツールの1つでもあるアクセス解析ツールの「Googleアナリティクス」を導入する方法を知りたい方や、Googleアナリティクスを有効活用する方法を、知りたい方に向けて解説していきます。
本記事の内容
- WordPressをGoogleアナリティクスに設定する方法
- Googleアナリティクスでできるアクセス解析
- Googleアナリティクスを活かすコツ
WordPressでサイト運営をしていく方であれば、「どのくらいの人がページに訪問して、どのページを読んでくれたのか?」こういったアクセスに対するデータを知りたいですよね。
「Googleアナリティクス」は、あなたのサイトを訪問してくれた人の人数や、ページの閲覧数、滞在時間、離脱率などを具体的に計測してくれる、最強のGoogleが提供するツールです。
しかも無料なので、これは使わない理由はないですね。
ブラウザだけでなく、スマホのアプリでも管理ができるので、とても利便性に優れているツールです。
とくにおすすめの機能が「リアルタイム」機能で、「今何人の人が見ているか?」というリアルタイムレポートが見れるので、サイトの健康状態を随時チェックすることができます。
今回は、そんなGoogleアナリティクスを導入する手順を解説していきます。
それと同時にGoogleアナリティクスで、どんなアクセス解析ができるのか、どうやってサイト運営に活かすのか、こちらもご紹介していきます。
まだ、WordPressでサイトを立ち上げていない方は、下記の記事からサクッと作りましょう!
初心者の方でも10分程度で、ブログを開設することができますよ。
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初心者も簡単!WordPressブログの始め方とおすすめの作成方法!
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少し前置きが長くなりましたが、ではさっそくご説明していきます。
もくじ
WordPressをGoogleアナリティクスに設定する方法
先に結論をいうと、Googleアナリティクスの導入は、意外とかんたんにできてしまいます。
下記の3つのステップを順番に踏んでいくと、すぐに設定できるのでご安心ください。
設定の手順
①:Googleアナリティクスに登録
②:WordPressでトラッキング設定
③:計測できているか確認
それでは、1つずつご説明していきます。
①:Googleアナリティクスに登録
まず始めに、Googleアナリティクスに登録しましょう。
Googleの公式HPにアクセスできたら、Googleのアカウントでログインしていきます。
まだGoogleアカウントを持っていない方は、サクッと新規作成しましょう。
ログインが完了したら、「無料で設定」をクリックします。
クリック後、アカウントの設定画面になるので、アカウント名を入力します。
続いて、プロパティの設定を行っていきます。
- プロパティ名:サイト名などなんでもOKです
- レポートのタイムゾーン:日本を選択します
- 通貨:日本円を選択します
上記の3つを、入力と変更した後は、下に青い文字で書かれている「詳細オプションを表示」をクリックしてください。
「詳細オプションを表示」をクリックすると、下記の画面になります。
- プロパティの作成→ONにします
- ウェブサイトURL→SSL化してる場合は、https://を選択してサイトURLを入力
- ユニバーサルアナリティクスのプロパティのみを作成する→こちらを選択する
上記を入力して設定したら、「次へ」をクリックしましょう。
ビジネスの概要が出てくるので、業種や規模感などを入力していきます。
※業種はとくに選択しなくてもOK
ビジネスの概要を入力した後は、Googleアナリティクスの利用規約が出てきます。
「同意します」にチェックを入れて、利用規約に同意しましょう。
規約に同意すると、Googleアナリティクスにログインが完了です。
上のような画面になればOKです。
次はWordPressのアクセスを計測するための、トラッキング設定について、ご紹介していきます。
②:WordPressでトラッキング設定
手順①では、Googleアナリティクスの登録方法を解説してきました。
次はWordPressでアクセスを、トラッキングするための手順をご説明します。
トラッキング設定
①:プラグインを使う方法
②:WordPressテーマを使う方法
③:テーマ編集でコードを貼り付ける方法
方法としては、上記の3つありますが、どれか1つ完了できればいいので、併用はしないでください。
正しく計測できない場合があります。
それでは、1つずつ解説していきます。
①:プラグインを使う方法
1つ目の方法は、WordPressのプラグインを使用する方法です。
「All in One SEO」というプラグインを使って、設定していきます。
まずはAll in One SEOをインストールして有効化しましょう。
「今すぐインストール」をして、次に「有効化」してください。
続いてGoogleアナリティクスで、トラッキングIDを取得していきます。
上記のように、Googleアナリティクスの「管理」→「プロパティ設定」をクリックして、トラッキングIDをコピーしてください。
その後WordPressのサイドバーにある「All in One SEO」をクリックして、トラッキングIDを貼り付けしていきます。
トラッキングIDを貼り付ける場所は、「Googleアナリティクス ID」のところです。
貼り付けられたら上か下にある「設定を更新」をクリックして、設定完了です。
②:WordPressテーマを使う方法
2つ目は、Googleアナリティクスの設定がついている、WordPressのテーマを使用している場合の、設定方法をご説明します。
今回はAffinger5(アフィンガー5)という有料テーマを例に、トラッキング設定をご紹介していきます。
ちなみにアフィンガーは、当ブログでも使用していて、有名ブロガーの方々も使用しているテーマです。
なお、アフィンガーについては、下記の記事をご覧ください。
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AFFINGER6(アフィンガー6)を使ってみた感想【ワードプレス テーマ】
続きを見る
それでは、トラッキング設定の解説をしていきます。
アフィンガーを有効化した方は、サイドバーの下の方にある「AFFINGER5 管理」をクリックしてください。
クリックすると、上記のような画面になるので、「Google連携/広告」をクリックしましょう。
続いては、Googleアナリティクス側で、トラッキングIDを取得していきます。
上記のように、Googleアナリティクスの「管理」→「プロパティ設定」をクリックして、トラッキングIDをコピーしてください。
コピーできたら、WordPressに戻って、下記のように「アナリティクスコード(トラッキング ID):UA-」という部分に貼り付けて、「save」をクリックしたら完了です。
③:テーマ編集でコードを貼り付ける方法
3つ目は、WordPressのテーマ編集で、直接トラッキングコードを、貼り付ける方法です。
これはプラグインやテーマを、利用しなくていい方法なので、万能な方法といえます。
Googleアナリティクスにて、「管理」→「プロパティ設定」→「トラッキングコード」をクリックして、ウェブサイトのトラッキングの下にあるコードをコピーしましょう。
続いてWordPressの管理画面から「外観」→「テーマエディター」をクリックしてください。
注意のポップアップが出てきますが、「理解しました」をクリックしておけばOKです。
そしてテーマエディター右側の「テーマヘッダー(header.php)」をクリックしましょう。
そうすると下記のような画面になるはずです。
コードがたくさん書いてあるのですが、その中から「</head>」という場所を探して、その直前にトラッキングコードを貼り付けましょう。
トラッキングコードを貼り付けたら、「ファイル更新」をクリックして完了です。
以上がWordPressでGoogleアナリティクスを、設定する方法となります。
③:計測できているか確認
手順②まで設定が完了したので、最後はGoogleアナリティクスで、計測できているのかチェックしていきましょう。
もしも、うまく計測できていない場合は、トラッキングIDやトラッキングコードが正しく入力されているか?2つ以上の方法を併用していないか?をご確認ください。
Googleアナリティクスでできるアクセス解析
ここまで、WordPressをGoogleアナリティクスに設定する手順を、ご紹介してきました。
続いては、Googleアナリティクスを使って、どんなデータを計測して解析できるのか、5つほど代表的なものをピックアップしてご説明します。
①:ユーザー数
ユーザー数とは、自分のサイトを訪れた人数のことです。
Googleアナリティクスでは「オーディエンス」→「概要」をクリックして、集計期間を指定すれば出てきます。
厳密には、ブラウザごとのアクセス数の総数なのですが、ざっくりとサイトに来てくれた人の人数だと思っておけばOKですね。
1ユーザーが何回訪れても、ユーザー数は1なので、覚えておきましょう。
②:ページビュー数
ページビュー数とは、ページが読み込みされた回数のことです。
Googleアナリティクスでは、「オーディエンス」→「概要」をクリックで全体のページビュー数、もしくは、「行動」→「サイト コンテンツ」→「すべてのページ」をクリックで、各ページ・全体のページビューを確認できます。
ユーザー数との違いは、読み込んだ回数でカウントされるので、ユーザー数が1でも2ページ読み込めば、ページビューは2になるイメージです。
③:平均ページ滞在時間
平均ページ滞在時間とは、そのページにアクセスしてから離れるまでの平均時間のことです。
Googleアナリティクスでは、「行動」→「サイト コンテンツ」→「すべてのページ」をクリックすると、各ページ・全体の平均ページ滞在時間を確認できます。
ちなみにですが、離脱する直前のページの滞在時間は、0分というカウントになるという特徴があります。
④:離脱率
離脱率とは、かんたんにいうとサイト訪問したユーザーが、どのページでサイトから離脱したのか割合を示しています。
Googleアナリティクスでは、「行動」→「サイト コンテンツ」→「すべてのページ」をクリックすると、各ページや全体の離脱率を確認できます。
厳密には、サイト訪問したユーザーが、ページ遷移を行った後に、最後に訪れたページの割合のことをいいます。
アナリティクスについて、色々と覚えることが多いと思うので、この辺りは、最初はざっくりと理解しておけばOKです。
⑤:直帰率
直帰率とはサイト訪問後、他のページに行かずに、離脱した割合のことです。
Googleアナリティクスでは、「行動」→「サイト コンテンツ」→「すべてのページ」をクリックすると、各ページや全体の直帰率を確認できます。
こちらも、厳密にいえば、そのページから始まったすべてのセッションで、そのページがセッションに存在する唯一のページだった割合なのですが、最初はなんとなくの理解でOKです。
以上が、代表的な5つのアクセス解析の概念です。
Googleアナリティクスをサイト運営に活かすコツ
上記ではGoogleアナリティクスで解析できる、代表的な指標をご紹介してきました。
最後にGoogleアナリティクスの指標を、サイト運営に活かすコツを解説します。
①:SNSでの反応をチェック
ブログの記事を、SNSでシェアした際の反応をみるために、「リアルタイムレポート」をチェックしてみましょう。
「現在のユーザー数(ページ別)」と「ユーザーの参照元」を気にしながら、リアルタイムレポートを眺めていると、どこからきたユーザーが、どんな動きをしているのか明確にわかりますよ。
ユーザーの動きを分析しながら、内部リンクやリライトをすると、サイトの訪問率や、成約率がグッと上がることがあるのでおすすめです。
②:リライトする際に利用する
「行動」→「サイト コンテンツ」→「すべてのページ」で、平均ページ滞在時間・離脱率・直帰率あたりをチェックしながら、リライトしてみましょう。
ユーザーが、
- どの記事をどのくらいの時間かけて読んでいるか?
- どのページで離脱してしまっているか?
これらがわかるので、改善すべき記事の選定に役立ちます。
③:Googleタグマネージャーと連携→ASPクリック数を計測する
ブログアフィリエイトで稼ぎたい人にとっては、アフィリエイトリンクのクリック数を測定するのは非常に大事です。
そこで、Googleタグマネージャーというツールと連携することで、Googleアナリティクス上で、アフィリエイトリンクがクリックされた回数を測定できます。
以上がGoogleアナリティクスを、サイト運営に活かす3つのコツでした。
まとめ:Googleアナリティクスでアクセス解析をしてみよう
今回は、WordPressでGoogleアナリティクスを設定する手順、代表的なアクセス解析の概念、サイト運営に活かすためのコツをご紹介してきました。
サイト運営を成功させるには、常にサイトの状態をチェックするために、アクセス解析が大事になってきます。
Googleアナリティクスを導入して、サイトの健康状態を、常にチェックできるようにしておきましょう。
今回は以上です。
まだWordPressを開設していない方は、サクッと作っちゃいましょう!
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サーチコンソールの設定方法は、下記の記事で解説しています。
Googleアナリティクスを設定していると、かなりかんたんに設定可能です。
次のステップとして、どうぞ。
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